阪神スアレス再来日後初のマウンド「良い準備ができている」打者５人22球

阪神ロベルト・スアレス投手（30）が14日、一時帰国から再来日後、初めて実戦形式のマウンドに立った。京セラドーム大阪で広島戦前に行われたシート打撃に登板。打者5人に対し1安打1四球1奪三振だった。右打者の外角へ引っかける球が目立ったが、問題なく22球を投げた。

「ゾーンの中にしっかり投げることができたから良かったと思う。全体的に良かったと思うね。コーチのみなさんと話してこれからのことは決まると思うけど、ゾーンの中に強い球を投げるということはいつも同じで、それがしっかりできている。順を追ってにはなると思うけど自分としては良い準備ができていると思う」と振り返った。

2軍からは小川一平投手（24）、加治屋蓮投手（29）が参加。小川は打者10人に対し3安打、加治屋は打者5人に対し2安打を浴びた。

スアレスは当初2軍戦での調整を予定していたが、今週は荒天が続く。シート打撃は実戦感覚を養うために前日13日に続いて行われ、そこに2軍から小川と加治屋が登板した形だ。

また、同じく再来日組のジェフリー・マルテ内野手（30）が2日連続の参加。6打席に立ち加治屋からは中前への安打を放った。

捕手の真後ろではネット越しに矢野監督ら首脳陣も見守った。

◆シート打撃の結果は以下の通り

▼小川1度目　打者5人に対し21球、無安打3奪三振

木浪　空振り三振

マルテ　空振り三振

島田　見逃し三振

山本　三ゴロ

原口　三ゴロ

▼加治屋　打者5人に対し13球、2安打