ロッテ美馬学投手(34)が5月29日の広島戦以来、約2カ月ぶりの白星となる4勝目を挙げた。

ロッテキラーの4番杉本の胸元をしっかりシュートで突くなど、強気で攻めていった。2回に下位打線の3連打で2失点するも、そこで止めた。

ベテランにとって大きな悪夢だった。6月5日のDeNA戦で先発し5回11失点、同12日の巨人戦は2回10失点。「最初は気持ちの整理もなかなかついてなかったので」というほどだったが、時間をかけながら1から見直していった。

この日は雨が強く降り、制球も大変だった。4回の2四球に続き、5回には2四球と内野安打で2死満塁に。打席にはフルスイングが売りのオリックス来田。落ちる球を4球連続でコントロールし、そのうち3つを空振りさせた。「四球はたくさん出してしまいましたが、何とか2失点で抑えることができました」。救援4人が無失点でつなぎ、久しぶりの白星をつかんだ。