オリックスの新外国人、グレン・スパークマン投手(29=ツインズ傘下3A)が、2位たたきの先陣を切る。

24日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発。初登板の18日日本ハム戦は2点の援護をもらいながら追いつかれてデビュー戦勝利を逃したが、24日はベテラン左腕の助言を味方に仕切り直す。

チーム合流後から、能見兼任投手コーチに「チェンジアップの握り方とか、球種のことでアドバイスをもらいました」と明かした。「カーブとチェンジアップはここ2、3年投げていなかった」と振り返るように、18日の登板時もチェンジアップ、カーブは投げてはいたが、決め球はストレートとスライダーだった。だがキャッチボールの相手もしてくれる能見の助言もあって「こっちに来て、使える球だなと。もっと精度よく投げられればな、と思います」と視野を広げた。

24日に備えて楽天の試合映像を視聴したが「バッターの対策よりも、自分のやるべきことをしっかりやらないといけない。当日にマウンドで感じることもある。その感覚を大事にしたい」と語る。日本でラーメンのファンになるなど、新生活に適応。球種の幅を広げ、初勝利をつかみ取る。【堀まどか】