今季限りでの現役引退を決めた日本ハム斎藤佑樹投手(33)が1日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で現在の心境を明かした。一問一答は以下の通り。

-今の率直な気持ちは

本当にいろんな思いがあるんですけども、一番はファイターズというチームで11年間…コメントでも出しましたけど、最高の仲間と一緒にプレーできたことが、とても幸せな11年間でした。

-現役引退を決めたのはいつ

僕の中ではずっと思ってはいたんですけど、最終的には今日、吉村GMとチームメートにお伝えして、という感じですね。

-栗山監督にも伝えたと思うが、どんな言葉をかけられたか

監督には「今までありがとうございました」と伝えました。監督から(の言葉)は…ちょっと僕の心に留めておきたいんですけど…「お疲れさま」って感じでした。

-一番相談した相手は

本当にいろんな人に相談しましたし、頼る人はファイターズにたくさんいたので、本当にいろんな縁とかつながりとかあるんですけど、やっぱり最終的な決断は自分でしました。

-引退を決めた最大の理由は

一番は体のことですかね。今に始まったことではないんですけど、去年、肘のケガをした時に今年1年で結果が出なかったらという思いでやってきたので、それが一番かなと思います。

-体がついてこなくなった

そうですね。それは今に始まったことではないんですけど、それが大きいかなと思います。

-今後について考えていることは

そうですね…とにかくここまで自分の体と向き合いながら結果を残すことを意識してやってきたので、今すぐ何かというのはまだ考えていないですけど、やっぱりファイターズだったり、自分が今まで育った環境に恩返しがしたいなと。これから、周りの人といろいろ相談しながら考えたいなと思います。

-斎藤投手にとって野球とは何ですか

小学校1年生から始めて今に至るまで、本当に野球のおかげでつながった人がたくさんいますし、そのおかげでこうやって今、幸せな気持ちでここに立っていられるので、そういう人との関係を作り上げてくれた、大事なスポーツですね。

-引退を決めた理由は体のことと話していたが、右肘以外には

そうですね、細かいことを挙げればキリがないですけど…どこがっていうのじゃないですね。肘も肩も股関節も腰も…そうですね、なんかその、今どこか1個治るならと言われても、それは難しいと思います。

-ずっと引退が頭にあったとのことだが、今日の決断までは葛藤もあった

そうですね、葛藤はもちろん、ありましたね。ただ、やっぱりね、もう…決めたからには、ファイターズを応援するということしかないので。

-率直に引退の決断をして、今の心境はどうか

今は、まだ実感が湧いていないというか、自分で決めたことなので何とも言えないですけど。でも、こうやって決めた以上、さっきも言いましたけど、前だけを見て進んでいこうかなと思います。

-引退の決断をして、気持ちが楽になった部分、ホッとしている部分は

まだホッとはしていないですね。