中日京田陽太内野手(27)が初回の左前打で入団から5年連続の100安打に到達した。

先頭で出て先制点につなげた。6回には右翼線へ二塁打を放って今季28回目のマルチ安打。節目を迎えたことに「いろいろな方に支えてもらっているおかげです。バッティングピッチャー、トレーナーさんに感謝です」と話した。

6点ビハインドの8回の第4打席ではDeNA2番手ピープルズの変化球に遊ゴロに倒れたが、全力で一塁を駆け抜けた。「何が起こるか分かりませんし、そういうところはしっかりやっていきたいです」。終盤から2年目岡林らが合流し結果を残しており、選手会長は劣勢の中でも背中で手本を示した。

この日で打席数を421に伸ばし、6年連続の規定打席到達も視野に入れた。打撃不振から5月末にはプロ初の2軍降格を経験したが、復調して打率を2割6分3厘としている。新人王を獲得した17年に記録した自己最高の打率2割6分4厘を超えるかもしれない。【伊東大介】