阪神からドラフト1位指名された高知・森木大智投手(3年)が12日、高知市内の同校で指名あいさつを受けた。

阪神からは嶌村球団本部長、永吉次長、畑山統括スカウト、山本担当スカウトが訪問。矢野監督の直筆サインが入ったパスを受け取り、森木は笑顔で記念撮影に応じた。「当日はホッとした気持ちが大きかったですけど、一晩寝たらうれしい気持ちがいっぱいになりました」と実感を込めた。

祝福のメッセージも多く届き、LINEやメールは150件ほど届いたという。「まだ全部は返せてないです」と驚きを隠せなかった。「すごく『おめでとう』というメッセージをくれたりとか、学校で会った友だちも、けっこう言ってくれたのでとてもうれしいです」。

担当した山本スカウトは「皆さんが言う『高校ビッグ3』の中で同等の評価をしてたし、その中で順番的には2番目になったけど、評価は変わらないです」と説明。森木自身もこだわりを持つ直球を評価しており「まだまだ球児のとこまではいかないけども、その素質を持ってる子だと思っている」と「火の玉ストレート」が代名詞のレジェンド右腕・藤川球児氏のような活躍を願った。

森木は最速154キロの直球を武器とする本格派右腕。現在も授業前の朝練ではウエートトレを重ね、授業後はグラウンドで練習を積んでいる。将来が楽しみな18歳は「1年目は土台作りとか体作りが大事だと思うので、徐々に年数を重ねていくことで日本を代表するような選手になって、日本のトップに立っていきたいと思います」と青写真を描いた。【中野椋】