阪神の先発・伊藤将司投手(25)が、2桁10勝の権利を持って6回途中で降板した。

2回に佐藤輝の24号3ランで援護をもらった。その裏に広島坂倉に1発を浴びたが、その後5回までは菊池涼の1安打だけ抑えた。6回1死から西川に四球を与え、鈴木誠を一ゴロに打ち取ったところで、及川と交代した。及川は坂倉を左飛に打ち取り、無失点でこの回を締めた。

伊藤将は5回2/3を投げ、4被安打1失点。降板後は「今日はランナーも多く出してしまいましたが、その中で最少失点で抑えられたことはよかったと思います。このままチームが勝てるようにしっかり応援します!」と語った。

このまま救援陣がリードを守れば伊藤将は10勝目。球団新人の2桁勝利は13年の藤浪以来で、2リーグ分立後の左腕では67年の江夏豊以来2人目の快挙となる。