日本ハムは27日、新ゼネラルマネジャー（GM）に球団のスポーツ・コミュニティ・オフィサー（SCO）で今夏の東京オリンピック（五輪）で監督として侍ジャパンを金メダルに導いた稲葉篤紀氏（49）が就任すると発表した。午後に就任会見を行う。稲葉氏はGMと兼任でSCO職も引き続き務める。15年からGMを務めてきた吉村浩チーム統轄本部長兼GM（57）は統轄本部長専任となる。

また、今季限りで退任する栗山英樹監督（60）の後任には球団OBの新庄剛志氏（49）が内定しており、こちらも近日中に発表される見通しだ。

◆稲葉篤紀（いなば・あつのり）1972年（昭47）8月3日、愛知県生まれ。中京（現中京大中京）－法大を経て94年ドラフト3位でヤクルト入団。04年オフFAで日本ハム移籍。07年首位打者、最多安打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。12年通算2000安打達成。14年引退。日本代表ではプレミア12やWBCで打撃コーチを歴任し17年7月に監督就任。19年にプレミア12制覇。今夏の東京五輪では日本代表を金メダルに導いた。現役時は184センチ、94キロ。左投げ左打ち。