DeNA三上朋也投手(32)が来季も「どこでも投げる」と誓った。
2日は横浜市内で契約更改交渉に臨み、125万円増の6500万円でサイン。今季は40試合登板で2勝1敗3ホールド、防御率3・86。「中継ぎ投手としては登板数が貢献度の指標になると思う。40試合は少ないと思う。もっと投げて来季は貢献したい」と話した。60試合を目標に掲げた。
今季はどこでも投げた。登板したイニングは次のようになる。
2回=1試合
4回=2試合
5回=2試合
6回=9試合
7回=9試合
8回=13試合
9回=4試合
出番が定まらず、準備が大変そうだ。だが、三上は「特に柔軟に対応するというのが、得意というか嫌じゃないので。中継ぎとして早く投げるのも、勝ちパターンでもワンポイントでもできるのが僕の強みだと思っている。来年もチームの期待にこたえたい」。この日の契約更改でも、自分のことよりもチームづくりや若手選手のことを主に話し合ったという。
投手としてはチーム最年長だ。「経験がありますし、一番上で、好き勝手やれる状態ではない。最下位のチームをどうやって勝つチームにしていくかと。勝ちにつながるために、何ができるか考えて」。体のケアなどに充てる時間は、入団当初の倍になった。入念な準備で、ひたすらチームの勝利に貢献することだけを考えている。【斎藤直樹】
(金額は推定)