来季2年目を迎えるソフトバンク川原田純平内野手(19)が激戦区の遊撃争いに割って入る。

20年ドラフトは支配下5人がすべて高校生というドラフトで、川原田は4位指名。堅実な守備や対応力のある打撃は藤本監督はじめ首脳陣の評価も高く、同年1位の井上や2位笹川らよりも、1軍昇格が近い存在といえる。秋季キャンプで行われたチーム打撃練習でも、場面に応じた右打ちやエンドランなどをしっかり決めてアピールしていた。

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遊撃のポジションには長年レギュラーの今宮だけではなく、新外国人のガルビスや周東、牧原大、新入団の野村勇らレギュラー候補がひしめく。「競争」を促す藤本ホークスにおいても最も厳しい定位置争いが予想されるポジションだ。ここを奪い取ることができれば、一気の大ブレークがあっても不思議ではない。【ソフトバンク担当=山本大地】

 

◆川原田純平(かわらだ・じゅんぺい)2002年(平14)5月21日、岩手県生まれ。中学時代は花巻リトルシニアに所属。青森山田では2年から遊撃手レギュラー、3年夏は県大会優勝。20年ドラフト4位でソフトバンク入団。170センチ、72キロ。右投げ右打ち。