ロッテ中村奨吾内野手(29)と藤岡裕大内野手(28)が“延長戦”を行った。コロナ禍でファンサービス自粛が始まった直後の20年3月、中村奨が球団SNSで「Q&A」企画を発案、実行しファンを喜ばせた。それから1年半が過ぎた今年10月、二遊間を組むことも多いコンビが第2弾として、日刊スポーツの記者アカウントでファンから募集した質問の数々に答えた。年の瀬に全3回でお届けする。【取材・構成=金子真仁】

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-シーズン終盤には二遊間で「勝利の儀式」も生まれました。試合終了直後にジャンプして、尻をたたき合ったりするような

中村奨 エチェバリアが何かやろうっていうことで始まったのがきっかけです。試合前も試合中もいろいろあります。エチェバリアが何かやりたいと言ったので、自分はそれに付き合っています(笑い)。

-奨吾選手がカメラマンをするようなパターンも

中村奨 そういうのもありますね。

-台本もあったり

中村奨 全部、エチェバリアのアイデアです。『考えてくれ』とは言われるんですけど、初めてのことなので、なかなかアイデアも思いつかなくて(笑い)

-外野手3人も同じようなパフォーマンスをするようになりました

中村奨 二遊間がやっているのを見て、外野手もやろうみたいにマーティンが言ったんじゃなかったかなと思います。

藤岡 確か、そうですよね。

-藤岡選手は試合終盤は三塁を守ることも。儀式に加わったりは

藤岡 いやぁ~、自分は…。アイデア思いつかないですし、淡々とやるタイプですし、ちょっと恥ずかしいっす。でも外国人選手がチームを盛り上げようとやってくれてることなので。

-そういう藤岡選手には「球団SNSでの写真がかっこいい」という声も

藤岡 あれはそういう要望をされるので。けっこう恥ずかしいっす(笑い)。だけど、ファンの皆さんにそういう部分も見てもらえればいいなと思って。

-奨吾選手には「髪の毛に赤いメッシュを入れた理由を知りたいです」という質問が多く届きました

中村奨 こだわりは特になくて、その時の気分で。メッシュは、あれは美容師さんから提案されました。赤にしたのも美容師さんの提案です。

藤岡 自分もこだわりはそんなになくて、短くしすぎないくらい。短髪があまり似合わないので。色はその時の気分ですね。

-自分の応援歌は歌えますか? という質問も多かったです

中村奨 あまり他の選手のは分からないですけど、自分のは歌えます。

藤岡 歌えます。奨吾さんのも分かります。以前、球場のビジョンにも歌詞が流れたじゃないですか。たまにベンチから見たりするので、だいたいの応援歌は歌えると思います。

-それでは最後に。コロナ禍が落ち着いて、ファンサービスが再開したらやってみたいことは

中村奨 直接触れ合えなくて、球場で声を出して応援してもらうこともできないので…。やっぱりまずは球場でのファンサービスを。サインやボールの投げ込みとか、そこからですね。

藤岡 ファン感謝デーがオンラインで寂しかったですね。再開したら盛大にやってみたいです。(おわり)