中日田島慎二投手(32)がライバルの加入を刺激に完全復活を目指す。7日、自主トレ中のナゴヤ球場で取材対応。ソフトバンクにFA移籍した又吉の人的補償で入団が決まり、6日に移籍会見した岩崎翔投手(32)について「少し意識しながら頑張りたい」と気合十分。同じ右でセットアッパーのライバル関係になるが、竜の仲間入りを歓迎して力に変える。

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18年の日本代表強化試合で同じ侍ジャパンのユニホームを着た間柄。「ぼくはドラゴンズしか知らない。いろんな話を聞けたらと思う」。17年に72試合に登板して優勝に貢献し、最優秀中継ぎに輝いた同い年右腕と切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長につなげたい思いも明かした。

20年4月の右肘手術を乗り越え、昨季は1軍で22試合に登板。防御率2・45と復活への足がかりをつかんだ。今季の目標は「1年間ケガをせず、いい状態を維持して1軍にいること」と引き締める。その準備段階として、今後はエース大野雄らと沖縄で合同自主トレを行う。「いいスタートが切れていいアピールができれば」。まずは2月のキャンプで、立浪新監督に田島健在を見せつける。