西武の新人左腕コンビが初の実戦形式登板で、無安打投球を披露した。

12日、宮崎・日南市南郷でのシート打撃に登板。ドラフト1位隅田知一郎投手(22=西日本工大)が、1人目の同期入団の古賀悠斗捕手(22=中大)を見逃し三振に打ち取ると、続く岸を連続見逃し三振に仕留めた。3人目の山川は初球中飛、渡部は空振り三振と、長打力のある2人を封じると、最後の外崎は四球だった。

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同2位佐藤隼輔投手(22=筑波大)も負けじと好投を見せた。山田を空振り三振に仕留め、外崎が四球。森は見逃し三振に打ち取り、愛斗は中飛、柘植を再び空振り三振で無安打で終えた。

隅田とバッテリーを組んだ森は「初実戦のシート打撃であれだけ投げることができれば十分だと思います。直球、変化球ともに全部良かったです。テンポよく投げてくれましたし、これからも期待です」。佐藤の登板では打席に立ち「めっちゃ速かったですよ! ストレートに力がありましたね。いいピッチャーです。スライダーも良かったですし、(全体的に)投げっぷりも良かったと思います」と新人左腕2人に太鼓判を押した。

 

▽西武豊田投手コーチ(隅田、佐藤、佐々木の左腕3投手がシート打撃で無安打投球)「隅田はいろいろな球種を投げられますし、直球も腕を振って投げられたと思います。佐藤については、強みである直球の強さというのは、できていました。佐々木は、昨年秋から取り組んできていることがいい形で出ているので、そのまま継続してほしい」