西武ドラフト2位の佐藤隼輔投手(22)が故郷でプロ2勝目を目指す。5日楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。4日、埼玉・所沢で前日調整し、「状態としてはいいのかなと思っています。今のところ気持ちの面で特に緊張などはありません。実際にマウンドに立ってからですね」と語った。

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仙台市で生まれ、高校まで過ごした。まさに楽天のホームタウンで育ち、なじみある球団。しかも投げ合う相手は田中将。ただ、今は楽天打線を封じ込めることしか考えていない。「クリーンアップの前にランナーをためないこと、特に足の速い打者は出塁させないよう気をつけたい」とイメージした。

先月29日の日本ハム戦では初先発、初登板で5回無失点と好投し、プロ初勝利を飾った。チームは山川、森ら故障者が相次ぎ、4連敗中。佐藤は「自分がいいリズムを作ることで、攻撃も良いリズムに乗れるように1イニング1イニング大事に、試合を作っていきたいと思います」。苦境を救う好投を思い描いた。