西武ブルペン陣が苦境に立たされた。25日、今季11試合に登板し防御率1・54の宮川哲投手(26)、12試合で防御率0・79の水上由伸投手(23)と長谷川信哉内野手(19)の新型コロナ感染が発表された。22日には貴重な左腕の佐々木もコロナで離脱しており、救援陣は“3枚抜け”の状態となる。

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日程的にも厳しい期間となる。26日からはソフトバンク、オリックスと敵地6連戦。2軍から与座と本田を昇格させ、乗り切る構えだ。

期待を一身に背負うのが、通算150セーブまで残り2に迫っている守護神・増田達至投手(34)。「1日1日、1試合1試合に集中し、チームの勝利に貢献するだけ」。豊田投手コーチは現役通算157セーブ。増田は「追い越すということはチームの勝利に貢献できているということ」。渇望するのは「チームの勝利」。危機的状況のチームを救った先に、個人記録がある。【上田悠太】