日本一連覇を目指すヤクルトが、2位巨人と1ゲーム差の首位で交流戦を迎える。

3月中旬に正捕手の中村が左太もも裏の肉離れで離脱。開幕直後にはエース格として期待された奥川と、打線の中軸を担ったサンタナが戦列を離れた。中心選手の相次ぐ離脱も、高卒2年目捕手の内山壮が成長し、同3年目の長岡が遊撃の定位置を獲得。同4年目の外野手浜田ら「ヤングスワローズ」が台頭をみせた。高津監督も「選手はほんとによく頑張っていると思います」と言うように、主力不在の穴を、若手中心に全員でカバーした。

また昨季も健闘したリリーフ陣は、20年ドラフト1位の木沢や、新外国人コールが健闘して安定感を発揮する。11年以来となる首位で迎える交流戦へ、指揮官も「強い気持ちを持って、勝負に執着してグラウンドに立ちたいと思っています。いろんなことを想定しています」と油断はない。

投打ともに粘り強さをみせるヤクルトが、パ・リーグ相手にも昨季王者らしく戦い抜く。【ヤクルト担当 鈴木正章】

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