日本ハム上川畑大悟内野手(25)が延長10回にプロ初安打を放った。

「2番遊撃」でプロ初出場初スタメンし、延長10回無死一塁でヤクルト今野から右前打を放った。新庄剛志監督(50)も大喜びで三塁側ベンチ前へ飛び出し、恒例となった初ヒット記念ボールをしっかりと確保した。

上川畑は続く野村佑希内野手(21)の打席で二盗に成功してプロ初盗塁もマーク。無死二、三塁と好機を広げた。

持ち前の守備力でも存在感を見せていた。2回2死一、二塁の守備で中前へ抜けそうな打球を二塁手の石井一成内野手(28)が捕球し、二塁ベースカバーに入った上川畑にトス。判定はセーフとなったが、上川畑の視線は即座に三塁走者の青木宣親外野手(40)へ。わずかにオーバーランしていたのを見逃さず、三塁手の野村へ送球した。青木は三塁へ戻ることが出来ず、本塁へ向かったが、追い掛けた野村がタッチしてアウト。上川畑の冷静な判断力で、チームはピンチを脱出した。

【ニッカン式スコア】24日のヤクルト-日本ハム戦詳細スコア