阪神が投手戦をしのぎ、交流戦初戦を勝った。先発の西勇輝投手は7回途中無失点で今季3勝目をつかんだ。

6回に大山悠輔が中前に決勝打をマーク。この1点で勝負が決まった。2人はお立ち台に上がり、喜びを分かち合った。楽天田中将と3度目の先発対決で初めて白星の西勇は「打席に入って、素晴らしい投球。見ている自分もすごく勉強になった。タイミングだったり、間だったり」と振り返った。

6回は大山が左翼ポール際の飛球をジャンプして捕り、そのままフェンスに激突。気迫のプレーも出た。大山は「球を捕るだけ。つかんだら離さない気持ちで飛び込みました」と振り返れば、西勇は「バックに助けてもらって抑えられてよかった。ありがとう」と、隣にいる大山に感謝した。

西は防御率1・68まで下がり、リーグ1位に浮上した。同僚の青柳が防御率1・33だが、この日、規定投球回数未満となったが、上位を独占する。「捕手のリード、守備のいいリズムが自分の流れにつながっています」と振り返った。「初戦をしっかり取ることができて、チームにいい流れになってきていると思う」と手応えを口にした。

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