中日藤嶋健人投手(24)が地元凱旋(がいせん)初登板を逃した。試合直前に雨脚が強くなり午後6時10分に中止が発表された。

豊橋では3年ぶりの中日公式戦開催で、生まれ育った豊橋での登板ならプロ入り初だった。「試合ができないのは残念ですが、次に豊橋でできる機会があったら、投げられればいいです。球場に入ったときに(54番のレプリカユニホームを見かけて)うれしかった。力になる。応援してくれる人のためにがんばりたい」と、来年以降の開催に期待を寄せた。

今季は29試合に登板、防御率1.38、5ホールドと成績を残す。1日阪神戦では背中の張りで先発を回避した大野雄の代役で先発し、3回無失点と好投したばかり。ロドリゲスが右腕の違和感で離脱中でもあり、重要度は増している。「チームのどこかしらの必要な選手にはなりたい。与えられたところで力を発揮できるようにやりたい」と、故郷で後半戦への意欲を新たにした。

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