オリックス田嶋大樹投手(26)が、7回118球3失点の力投で、自身8連勝とし、昨季マークした自己最多を1つ上回る9勝目をマークした。

仙台の夜空で、快投を披露した。8月9日楽天戦(京セラドーム大阪)以来、中21日のマウンド。前日30日には「実戦感覚? どうなんですかね。自分でもあるかないか、分からない」と苦笑いしていた。2回までに3失点。ただ、打線が逆転してくれた直後の3回からは無失点でリードを保った。登板間隔が空いた期間について「かなりナーバスな感じにもなった。大変でした。投げることで僕の仕事ができる。雨でも、なんでもいい。早く投げたい。ノンプレッシャーでいられるなら疲労は取れるんですけど…。ずっと、気持ちを入れておかないといけない」と話していたが、7回のマウンドを終えると笑みがこぼれた。

これで今季屋外球場は7戦7勝と圧倒的な成績。さらに楽天には今季7度目の対戦で5勝0敗で、昨年4月27日から先発13試合で7連勝、負けなしとキラーぶりも発揮した。

打線は頓宮裕真捕手(25)が自身初となる2打席連発、6号2ラン、7号3ランで自己最多の5打点で、同学年の田嶋を援護した。

カード勝ち越しを決め、貯金は今季最多の6。8月は12勝10敗1分けと貯金を2つ増やして、勝負の9月へ。逆転のリーグ連覇へ、昨季王者が意地を見せ続ける。【真柴健】

【ニッカン式スコア】31日の楽天-オリックス戦詳細スコア