<JABA関東選手権:日立製作所1-0鷺宮製作所>◇準決勝◇17日◇等々力

中日立浪監督をはじめとする視察した4球団スカウトに、猛アピールをみせた。ドラフト上位候補の最速155キロ右腕、鷲宮製作所・小孫竜二投手(25=創価大)がドラフト前最後の試合に登板。1回を3者連続三振無失点に抑えた。「出来過ぎかなと。こんなにうまくいくとは思いませんでした」と振り返った。

0-1とビハインドの8回から4番手で登板。先頭を138キロカットボールで、2人目を150キロ直球で、3人目を139キロフォークで3者連続空振り三振を奪った。「何とか流れを変えようと。真っすぐで三振を取れたのはもちろん、最後の打者にフォークで三振を奪えたことは収穫かなと思います」。この日最速153キロの直球に変化球を組みあわせ、完全に抑えた。

この日は中日立浪和義監督(53)が視察する中での登板。小孫は「それでも気にせず、自分の投球をするだけでした」と平常心を貫いた結果が、好成績につながった。20日のドラフトはもうすぐ。「やれることはやりました。待つだけです」と前を向いた。