ロッテ中村奨吾内野手(30)と田村龍弘捕手(28)がともに今季取得した国内FA権を行使せず、来季もロッテでプレーすることが4日、決定的となった。

中村奨は今季はコロナ療養の期間のみ戦列を離れたが、昨季までは4年連続で全試合に出場。不動の二塁手としてチームを支えている。田村も今季は2試合の出場に終わったが、16年にはベストナインを獲得。18年には全試合出場を果たすなど、まだ20代ながら豊富な経験がある。長くセンターラインを支えてきた2人には、それぞれ他球団も獲得へ向けて高い関心を示していたものの、ロッテも全力で慰留を進めてきた。ともにチームへの愛着も深く、吉井理人新監督(57)が指揮をとる来季も残留に。今後の契約更改交渉をもって、正式に来季契約となる。