新守護神を目指すヤクルト清水昇投手(26)が、「マクガフ魂」を継承する。ハワイでの優勝旅行を終えた選手、スタッフ、関係者らが19日、羽田空港着の航空機で帰国。清水は今季まで守護神を務め退団したマクガフから、「クローザーの心得」を授かった。

V旅行中には、ゴルフ懇親会で同組でラウンド。清水は「やっぱり9回は気持ちの持ちよう。相手もすごく高ぶってくる中で、自分もそれ以上の気持ちを持ってマウンドに上がりなさいと教えてもらった」と、メンタル面の助言を受けた。今季までセットアッパーとして主に8回を任され、マクガフにつなぐことを冷静に考えてきたが、「またクローザーは違いますし、なんとか自分の実力も伴ってきたと思うので。そこは新しい自分を来年見せたい」。相手を上回る熱い気持ちで、最終回のマウンドに臨む決意を示した。

20年、21年と2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得した右腕。来季最多セーブを獲得できれば、中日岩瀬、阪神藤川らに並ぶ史上6人目のリリーフ「2冠」の快挙となる。「レジェンドの方と並べたらうれしいと思いますし、そこが目指すところかなと思います」。球団史上初のリーグ3連覇へ向け、「マクガフ魂」を胸に新守護神を目指す。【鈴木正章】

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