「歩」が、パ・リーグの「王将」を倒す。ロッテ石川歩投手(34)が6日、千葉市内で自主トレを公開した。

昨季リーグ制覇して日本一にもなったオリックスなどに対し、勝利に“王手”をかけていた試合を終盤で何度も落とした詰めの甘さを反省。「去年の上位だったチームは絶対に倒していかないといけない。そういう試合を勝ちきれたら結果は変わる。吉井さん1年目ということなのでチーム1つになって優勝出来ればいい」と王座に挑む。

将棋界では藤井聡太王将(20)と羽生善治九段(52)が初めてタイトルをかけて戦う夢対決が8日に始まる。「僕も将棋はやります。藤井くんがやっぱり勢いがあるので、すごいんじゃないかと思う」。自身も勢いある若手強打者に負けるわけにはいかない。

昨季は開幕投手を務めたが、腰や右肩を痛めて7勝7敗。規定投球回にも到達出来なかった。「1年間1軍でしっかりやることが目標」。この日もダッシュなどで体の強化を図り、1歩1歩、2月1日のキャンプインに向けて前に進んでいる。年間通じて投手陣の中心と“成る”ことが出来れば、結果も「金」(優勝)につながる。【鎌田直秀】

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