侍ジャパン栗山英樹監督(61)が28日、北海道の生活拠点である栗山町で、町の人たちによる「出陣式」に出席。あらためて、3月のWBCでの世界一奪還を誓った。脳裏には、決勝で日本の守護神が相手のラストバッターを抑える瞬間のイメージを刻んだ。

◆侍ジャパンの予想投手起用 先発は4人。初戦の中国戦は大谷、2戦目の韓国戦はダルビッシュの先発が有力となっている。チェコ戦は佐々木朗、オーストラリア戦は山本が先発か。負ければ終わりの準々決勝の先発は中6日で大谷、あるいは中5日のダルビッシュ、さらに両投手をつぎ込む手も考えられる。第2先発には戸郷、今永、高橋宏、宮城、高橋奎らが控える。伊藤はタイブレークも含め、走者がいる場面でも。左のリリーフには松井裕。宇田川は三振が取れるリリーフ。大勢、栗林、湯浅は抑えも含めた終盤要員だ。

◆09年WBCのダルビッシュ 先発2試合、救援3試合の通算5試合に登板。まずは開幕の3月5日中国戦で先発し4回を無安打、無失点に抑えて勝利投手。同9日韓国戦の中継ぎを挟み、第2ラウンドの17日韓国戦で先発したが、5回3失点で敗戦投手に。準決勝、決勝は抑えで、準決勝の米国戦は5点リードの9回、決勝の韓国戦は1点リードの9回から登板。韓国戦は同点に追い付かれるも、延長10回にイチローの適時打で勝ち越し。10回裏を0点に抑え、開幕勝利のダルビッシュが決勝でも白星を挙げ胴上げ投手となった。