阪神青柳晃洋投手(29)が、後輩への助言を封印し、全集中でキャンプに臨む。沖縄・宜野座での先乗り自主トレ2日目。開幕投手候補筆頭の右腕は、しっかり気持ちを切り替えた。

「自分も1選手として勝負していかないといけない立場。(後輩から意見を)求められたら答えますけど、自分からとやかく言うことは(ない)」

オフ期間、合同自主トレを行ってきた岡留や村上らは、キャンプから先発を争うライバルになる。後輩に歩み寄りすぎることを控え、きっちりとラインを引いていく方針を示した。

この日のブルペンで伝えた岡留へのアドバイスがラストメッセージ。自身が大事にしていた、捕手やブルペン捕手と意見を交換し、投球や配球につなげていく作業の重要性などを説いた。「意見を求めるのは大事だよと。僕の中で本当に役に立ったことだったので、そうしていくことで良くなっていくんじゃないかと」。後輩の成長を願い、10分間の金言を送った。

見据える先はもちろん、3月31日のDeNA戦(京セラドーム大阪)の開幕投手だ。「無理しすぎないように、人のペースではなく、自分のペースでしっかり開幕に向けて調整していきたい」。虎の大黒柱が沖縄でギアを上げる。【三宅ひとみ】

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