西武A班(1軍)の宮崎・南郷キャンプは19日、第3クールを終えた。ドラフト6位ルーキーの児玉亮涼内野手(24=大阪ガス)がここまでを振り返った。

「レベルが高いのはもちろんですが、1つ1つのメニューが短期集中というか。休憩とる時はしっかり休憩とって。内容の濃い練習をやっている感じです」

小柄な体格ながら打撃、守備、走塁とそつなくこなし、即戦力内野手としての前評判を裏切らない。一方で、児玉自身はあらためて感じている。

「全体的にレベルアップしないと、1軍で活躍するのは厳しいなと感じました。守備も打球が速くなってくるので、実戦で対応していかないといけない部分かなと。走攻守とも、撮ってもらっている動画で研究しながら、それぞれの課題を改善できれば」

18日の紅白戦では好投を見せた平良から、見事に安打を放っている。「投手の状態もこれから上がっていくと思いますが、現時点での見え方としては悪くないです」と手ごたえも口にしている。

南郷キャンプが23日で終われば、いよいよ高知、宮崎、関東…と続く実戦の日々に入っていく。「不安とかはないですけど、プロの世界が厳しいなというのは感じています」。開幕まで1カ月少々。さらに激化する生き残りの戦いへ、身を投じる。【金子真仁】