中日根尾昂投手(22)が今季2度目の実戦登板を果たした。

6回から2番手でマウンドへ。1イニングを1安打1犠打、1犠飛で1失点。最速は145キロをマークした。

投じた12球はすべて直球。先頭高山に右中間二塁打を許すと、山本に投犠打、続く北條に中犠飛を許し、あっさりと1点を失った。高山には、この日最速の145キロでストライクを奪い、最後は144キロ直球で空振り三振。2日の練習試合、社会人ジェイプロジェクト戦(ナゴヤ)で今季初登板した時と同様に、1イニング1失点で出番を終えた。

根尾は登板後、「教育リーグでやっていることを試す機会をもらっている。もっとよくなるようにやっていく」と、振り返った。片岡2軍監督は根尾の現状を「試合で打たれて学ぶこともある。真っすぐでファウルや空振りを取れるように磨いている最中」と説明。先発としての実戦登板は、リリーフで球数、イニングを増やし、球威、変化球の精度を上げてからになることを明かした。

根尾は2軍スタートとなった今年の沖縄キャンプでは投球バランスを崩し、実戦登板の機会がないままキャンプを終えた。昨季途中、異例の投手転向。中継ぎで25試合に登板した。先発ローテーション入りを目標に掲げるが、先発投手として脱皮への模索は続く。

【関連記事】中日ニュース一覧