オリックスは7日、育成選手の小野泰己投手(28)と大里昂生内野手(23)を支配下登録すると発表した。背番号は小野が「59」で、大里が「64」。

小野は16年ドラフト2位で阪神に入団。150キロを超える直球が魅力の右腕で、18年には7勝をマークするなど活躍したが、昨年阪神を戦力外となり、オリックスと育成契約を結んだ。

今春のキャンプではB組スタートだったが、オープン戦では3月15日の楽天戦に先発し4回1失点。2ケタの背番号に戻り、小野は球団を通じて感謝と決意のコメントを出した。

「昨年、戦力外になった自分を拾ってくれたバファローズには感謝しています。ここはまだ通過点であり、スタートです。チームは3連覇を目指して戦っていますので、その中の1つのピースとなれるように、これからより一層頑張りたいと思います」

大里は21年育成ドラフト3位でオリックスに入団。バットコントロールに優れた左打者。昨年は2軍戦73試合に出場し経験を積んできた。

「特に今年は勝負の年だと思っていましたので、とてもうれしいです。いつでもどこでも守れるという自分の持ち味を生かして、まずは1軍に定着できるように頑張ります」

プロ2年目のシーズンで念願の支配下を勝ち取り、武器の守備力でアピールすることを誓った。