18日の西武-ソフトバンク戦(東京ドーム)で試合中に突然、45年前の名曲「林檎(りんご)殺人事件」がトレンド入り。テレビ中継での一言から盛り上がったものだが、実況した加藤暁アナウンサー(51)が自身のツイッターで「真相」を明かした。

西武外崎修汰内野手(30)が5回、2打席連発となる4号3ランを放った。外崎の実家は青森・弘前市でりんご園を営むことから、本塁打を放った際の「アップルパンチ」が代名詞。この日は樹木希林とのデュエット曲を持つ歌手郷ひろみ(67)がセレモニアルピッチを行ったことから、2本目の本塁打の際にテレビ中継で「まさにこれは『林檎殺人事件!』」との絶叫が流れた。

加藤アナウンサーによると、「『林檎殺人事件』とは言ってなくて、『林檎“達人”事件』と言っておりました。曲のタイトルとはいえ、さすがに『殺人』とそのまま言うのは、放送上ふさわしくないかなと思いまして、直前に思い直しました。興ざめした方すみません」とツイートした。

「たつじん」と言ったつもりが、世の中的には「さつじん」と聞こえてしまったのが真相だった。SNS上では「林檎殺人事件」がトレンド入りし、「トレンドの林檎殺人事件って何!?」「意味分からん」「実況すごすぎるだろ」とさまざまなコメントであふれた。

「林檎殺人事件」は1978年にリリースされ、郷ひろみと樹木希林のデュエット曲。ドラマの挿入歌から火が付き、TBSの人気番組「ザ・ベストテン」では4週連続で1位に輝くなど大ヒットした。歌詞にある「フニフニ」のフレーズは、当時の子どもたちの間で流行した。

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