阪神が2連敗で、17日以来4日ぶりに首位を陥落し、3位まで順位を落とした。昨季4勝8敗と負け越した鬼門の敵地初戦で投打ともに振るわず。バンテリンドームでの初戦は19年から5年連続で黒星スタートとなった。

エース青柳晃洋投手(29)が、早々にKOされた。味方が1点を先制した直後の初回に長短4安打を浴びせられ、あっさり逆転を許した。2回には2死一、二塁からアルモンテに右前適時打を浴び追加点を献上。さらに3回は四死球が重なり、2死一、二塁から投手小笠原に甘く入った初球を華麗にはじき返され、4点目を失ったところで降板。前回5回途中5失点と乱れたDeNA戦(横浜)に続く精彩を欠いた内容で、今季最短2回2/3を投げ7安打4失点で降板した。

2番手以降のリリーフ陣は富田、加治屋、及川、ビーズリーと無失点リレーをつなぎ、追加点を許さなかった。

打線も相手先発左腕の小笠原に丸め込まれた。初回に1死一、三塁から大山悠輔内野手(28)が先制の左犠飛を放ったが、2回以降は沈黙。復調が待たれる佐藤輝明内野手(24)は、小笠原の緩急に翻弄(ほんろう)され、3打席連続三振。3試合連続でスタメン出場した井上広大外野手(21)も2三振と快音響かず。終始、中日ペースでゲームを進められた。