吉井理人監督(58)率いるロッテがソフトバンクに6-0で勝ち、就任後初の首位に立った。

前日の試合を終えて首位ソフトバンク、2位西武、オリックスを含めた4チームがゲーム差なしの状況。この日オリックスに勝利した西武と並び、チームとしては21年10月24日以来545日ぶりのトップとなった。

開幕2戦連続完封負けを喫して3連敗したソフトバンクに本拠で連勝。ZOZOマリンでは今季8勝1敗の好成績に、吉井監督は「お客さんもたくさん入ってくれて声援を送ってくれていますし、おっちょこちょいの選手が多いので調子に乗ってプレーしてくれていると思います」。ファンとともに戦っていることを強調した。

先発の西野勇士投手(32)が7回2安打無失点。2番近藤や4番栗原から三振を奪うなど6奪三振で、今季無傷の3勝目を挙げた。「調子は良かったです。とにかくこの2試合ピリッとしたピッチングが出来ていなかったので、無事に抑えられて良かった」。初の2ケタ勝利に向け、ハーラートップに並んだ。

打線も5回に援護した。1死満塁から右前に先制適時打を放った平沢大河外野手(25)は「西野さんが素晴らしい投球をしていたので、なんとか先に点を取りたいと思って気持ちで打つことが出来ました」と笑顔を見せた。直後に押し出し四球を選んで加点した友杉篤輝内野手(22)は、7回にも1死二塁で右前適時打で点差を広げるなど2安打2打点の活躍。初のお立ち台で自身の出来を問われると「出来すぎ、友杉です」と答え、トークでもファンも魅了した。

23日はソフトバンクとの開幕2戦目に登板して敗れた種市篤暉投手(24)が先発する。相手の大関には開幕戦で7回無失点に抑えられているだけに、リベンジでの対ソフトバンク3連勝を期す。

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