ロッテ森遼大朗投手(24)が今季2度目の先発も、5回途中3失点で降板した。初回から150キロ超のキレ味鋭い直球や変化球を低めに集め、4回まではすべて先頭打者を打ちとる好内容。だが、5回に先頭の山崎に右前安打を浴びると、浅村の二塁内野安打で先制を許した。

森は「普段通り、心の余裕も出てきた気がしています。投球フォームもいろいろと試行錯誤しながらやっていますが、うまくかみ合った時には良い感じで投げられている感覚がある」と収穫を得た一方、「いかに先頭をきるかが自分を助けるのかということをあらためて思いました。5回途中で降りてしまって悔しい」と課題も明確にした。今季初登板初先発した日本ハム戦では6回途中まで好投してプロ初勝利を挙げたが、2勝目はならなかった。

吉井理人監督(58)は「森は良く頑張ったので、来週もまたチャンスをと思っています」と次回も先発を任せる意向を示した。【鎌田直秀】