日本プロ野球で“ベッケンバウアー対決”の実現だ。西武渡部健人内野手(24)が3日のDeNA戦(横浜)に燃える。相手先発はバウアー。体重116キロ、横浜市出身のスラッガーは「サイ・ヤング賞も取ってるすごい投手なんで、打てば自信になるので頑張りたいです」と鼻息も荒い。

ベッケンバウアーといえば、フランツ・ベッケンバウアー氏(77)が連想される。ドイツ出身で「皇帝」の異名を持つサッカー界のレジェンドだ。印象的な響きを用いての“別件バウアー”(別件がある、の意)という造語もある。

さてDeNAバウアーはいいとして、ベッケンは? 4番を任され始めた渡部の愛称が「ベッケン」だ。渡部健人。読みは「わたなべ・けんと」。その4~6文字目を取り、桐蔭横浜大の入学早々にベッケンという愛称になった。渡部は「最初は??だったんですけど、呼ばれ始めて、いいなと思うようになって」とお気に入りだ。

実は2軍戦で対戦済み。「スライダーがとにかくすごくて、やばいと思って手を出したら」二直になったという。注目対決で今季1号なるか。勝って、皇帝レオになる。【金子真仁】

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