西武牧野翔矢捕手(22)が右肘のトミー・ジョン手術後、初めて2軍公式戦でマスクをかぶった。

前日16日に代打で実戦復帰を果たすと、この日は2軍調整中の今井達也投手(25)とバッテリーを組んで「6番捕手」でスタメン出場。2回の第1打席は一直、4回の第2打席は空振り三振で、7回の第3打席で三塁強襲安打を放った。

牧野は遊学館(石川)から18年ドラフト5位で入団。将来の正捕手候補の1人として期待され、昨季は春先にプロ初出場、初安打、初打点をマークした。ただ慢性的に右肘に痛みがあったことで手術を決断し、昨年6月13日にトミー・ジョン手術を受けた。オフに戦力外通告を受け、今季は背番号117の育成選手として再契約している。

手術当時に「全治1年程度」と発表されており、ここまで順調に回復してきた。今年1月には日刊スポーツの取材に対し「監督の記事とかも見たりして、そこに自分の名前が出ることはすごくいいことだと思うので。今年中に支配下を勝ち取って、そこで1軍に呼ばれるのがベスト」と今季の目標を口にしていた。【金子真仁】

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