2シーズンぶりに2軍降格となった阪神佐藤輝明内野手(24)が「5番三塁」でスタメン出場し、5打数3安打と快音を響かせた。2回の第1打席で中堅フェンス直撃の特大三塁打。その後も中前打、内野安打とHランプをともした。和田2軍監督は「こっちに来て、試合前の練習からしっかり振ってしっかり走って守って、というね。試合のための準備も怠ってないし、ゲームでも攻守交代、一塁まで全力疾走、全く気を緩めることなくゲームセットまでしっかりやったんじゃないかな」と評価した。

この日の朝、和田2軍監督に「やります!」と力強く話し、気持ちを切り替えていたという。同監督は「今朝、顔見て、全然落ち込んでるとか、へこんでるっていうあれじゃなくて、『やります!』っていう強い言葉もあった。あの顔を見たら大丈夫かなと。そういう気持ちでグラウンドに入ってきたからね。練習を見ても全然、ダラダラしてるところはないし、しっかりやっていたんで。これを続けてれば、また呼んでもらえる日もくると思うので、そこまでしっかりやってほしい」と話した。

27日から独立リーグと練習試合を行う北陸遠征にも同行予定。「白い顔が真っ黒になって、もう1回、1軍の舞台で勝負できる、呼んでもらえるように」と指揮官は今後を見据えた。

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