中日高橋宏斗投手(20)がプロ入り後初となる甲子園のマウンドへの思いを明かした。26日、バンテリンドームで33球の投球練習を行った右腕は28日に予定される阪神戦先発に向けて「天気ちょっと心配ですけど、楽しみです」と意気込みを語った。

プロ3年目を迎えたが、1、2軍を通して甲子園での実戦登板はない。中京大中京時代はコロナ禍で3年の春、夏とも大会は中止となった。その20年夏に開催された交流試合で阪神・前川がいた智弁学園(奈良)には相手に延長10回を投げ抜き、勝利を手にした。「(前川は)1度、ファームで対戦したことがある。今、最強のバッター。全力でぶつかっていきたい」と、同世代のライバルとの思い出の地での再戦にも思いをはせた。

開幕からローテーションを守る。3勝6敗と黒星こそ先行しているが、防御率1・89、奪三振75は小笠原の77に次ぐリーグ2位と着実に進化中。阪神の先発予想は大竹で、結果次第では規定投球回に到達して防御率争いでトップに立つ可能性もある。「防御率1位の投手と投げ合えることは刺激にもなる。先制点を与えないよう、無失点で投げ終えるようにしたい」と力強く結んだ。

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