広島栗林良吏投手(26)が4点リードの9回に登板した。

先頭の楠本を空振り三振、大和を左飛、代打の桑原を二塁ゴロに打ち取り、3人できっちり締めた。

栗林がリードの状態で9回に登板して勝ち試合になったのは、4月22日DeNA戦以来。「もう集中というか、緊張もすごいしましたし、そういう気持ちの上がり方っていうか、(6月15日)楽天戦の時の(7-9の)9回と違うなと。どうにかして抑えたいなと思いました」。桑原を二ゴロに仕留めたウイニングショットはフォーク。「あの1球しか投げてないですけど、まだ空振りが取れてないというのが良くないのかなと思いますし、自分では満足した1球ではないです。フォークはまだまだかなと思います」と課題もあげた。

ただ、見守った新井貴浩監督(46)は「前回の登板も良かったし、彼本来の真っすぐで空振りを取れている。前回も取れているし、彼も手応えあるんじゃないかな。今日もそういうボールを投げていましたね」と納得顔。守護神復帰については「ニック(・ターリー)、矢崎、栗林、島内で、うまく疲労も軽減しながら起用していきたいなと思っている」と、まだ固定しない方針を示した。

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