巨人の伏兵がサヨナラ弾を放った。延長10回2死、代打で出場した岸田行倫捕手(26)が右中間席へ、3年ぶりのプロ2号で、今季7試合目のサヨナラ勝利をもたらした。原辰徳監督は「日頃の努力が実を結んだというかね。まあ、こう言ったら悪いけど伏兵がね、ああいう大きな仕事をしてくれた」と喜んだ。

大城卓、小林との捕手争いを演じる中で、価値ある1発。「ゲームそのものは完全に向こうのペースというかね、我々が土俵際で踏ん張りながら、そういう状況の中、ああいう岸田という選手、うちの本当に伏兵的な人が活躍したのは大きいと思いますね」とうなずいた。代打に指名したが、本塁打は指揮官も予想していいなかった。「正直、そういうものではなかった。順番からするならば17名ベンチに入っていてね、15番目なのか、16番目なのかという選手。そこで大きな仕事をしてくれたというのは、スターティングメンバーの人たちにとっても、非常に大きな刺激になってくれると信じたいです」と、伝統の一戦を制しチームは貯金2に積み上げた。

【動画】劇的サヨナラ弾の巨人岸田行倫にデーブ大久保コーチ号泣ハグ 原監督、ウォーカーも歓喜

【関連記事】巨人ニュース一覧