巨人に新加入したパナマ出身のアルベルト・バルドナード投手(30)が2日、東京ドームで入団会見を行った。前ナショナルズ傘下3Aで、3月のWBCにはパナマ代表として出場した左腕は「ジャイアンツは米国で言うヤンキースのようなチームで有名。歴史と伝統のあるチームであることを分かっているので、自分もプレーをして試合ができることを誇りに思う」と新天地での意気込みを語った。

リリーフの一角として補強した身長196センチのバルドナード最大の特徴は高さだという。同席した大塚副代表は「リリースポイントが2メートルある。NPBの平均が170だから、30センチ高い。かなり(打者は)てこずるんじゃないか」と説明。2メートルの高さから投げ下ろす角度のある直球を武器に、投球回数以上の奪三振数を期待した。会見前には原辰徳監督と面談し、コンディション面などを確認した。バルドナードは「試合で与えられた仕事を全力尽くして投げたい。最終的にチームが優勝できることが1番の目標なので、そのために1試合1試合頑張りたい」と、日本で成功したいという熱意を胸に秘め、49番のユニホームに袖を通した。

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