37日ぶりに「4番野村」が帰って来る…かもしれない。日本ハム新庄剛志監督(51)が、2試合連続欠場中の野村佑希内野手(23)に、カンフル剤の注入を検討していることが分かった。「野村君を4番にしようと思う。フラストレーションたまっているでしょうから。バーッと(吐き出して欲しい)」。4日の首位ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、波に乗り切れていない野村を、5月28日楽天戦(楽天生命パーク)以来の4番に据えることで発奮を促す方針だ。

リーグ戦再開後、最初のロッテ3連戦でスタメン出場した野村は、6月23日に本塁打を放ち、25日には今季3度目の3安打猛打賞を記録。しかし、27日西武戦(沖縄セルラー那覇)、30日オリックス戦(エスコンフィールド)で計6打数無安打5三振と精彩を欠き、直近の2試合はベンチスタートで出番がなかった。

リーグ戦再開後、8試合を終えて、チームの4番はパ最多本塁打の万波が5度、清宮が3度、務めてきた。新庄監督は「まだまだ(4番を)争って欲しい」と、野村を加えた“ロマン砲トリオ”に大きな期待を寄せている。“球界最高のモチベーター”が繰り出す一手に、背番号5は応えられるか。