楽天打線が天敵の前に沈黙した。試合前時点で、今井に今季0勝3敗、防御率0・00と抑えられていた。さらには21年10月15日から6連敗。それでもチャンスは作った。

両チーム無得点で迎えた3回1死二、三塁では、小深田がスクイズを狙ったが、今井の好守に阻まれ、本塁タッチアウトとなった。絶好機をいかせず、無得点。3点を追う6回1死二、三塁では、鈴木大が右飛を放った。飛球に三塁走者小深田がスタートを切れず。右翼手愛斗も、捕球直後から本塁への送球を諦め、二塁走者の三塁進塁を阻止するためにカットマンに投げていた。石井監督は「(飛球が)あまり深くなかった。ライトの肩がいいので、小深田が突っ込んで、ギリギリセーフかアウトかというところ。そうなると次の打者がフランコで、(スコアが)0-3と考えての判断だったと思います」と説明した。しかし、続くフランコは二ゴロ。結果的にここでもチャンスをいかせず、今井に7回4安打無失点と封じられて、敗れた。

これで自力優勝の可能性が消滅。石井監督は「数字上のことなのでしょうがないと思います。チームとしては、明日勝ち越して、次週につなげたいと思います」と唇をかんだ。

▽楽天村林(8回に左中間へ今季1号ソロ)「3点差なので何が起こるか分からないですし、後ろにたくさん良い打者がいるので、僕が塁に出たら相手にプレッシャーになるかなと思って、次につなぐ意識でした」

 

 

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