投打に巨人キラーが活躍し、広島が引き分けを挟んで3連勝とした。投げては右手中指のまめの影響で抹消された森下に代わって先発した玉村昇悟投手が、7回4安打2失点で2勝目。巨人戦は22年4月7日から3連勝となった。
攻撃ではデビッドソンが2回1死一塁から2戦連続先制2ランを左翼席に運んだ。今季11本塁打のうち巨人戦6本目。打線は中盤以降も効果的に追加点を奪った。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。
-投打に快勝
新井監督 今日はもう玉村ですね。久しぶりのマウンドでしたけど、素晴らしい投球だったと思います。球に力強さがありました。最初から飛ばしてるなと見ていたんですけど、最後まで球が生きていましたね。
-玉村投手は森下投手の代役として指名した
新井監督 前回、1軍に来たときはブルペンに入ってもらったけど、試合展開で1回も投げさせることはできなかった。(登板機会ないまま)2週間以上いてくれて「また頑張っておいてくれ」ということで。ファームでもしっかり頑張って、好投を続けてくれていた。今日も期待してマウンドに送りましたし、本当に1つ1つの球の強さというのが素晴らしかったと思う。最後まで球の強さがありました。素晴らしい投球だったと思います。
-早めの継投も考えられる中、7回まで託した
新井監督 球数もまだちょっとあったんですけど、球数というよりは投げている球が元気だったので、7回も行ってもらいました。
-中継ぎ陣の負担も減らした
新井監督 久しぶりのマウンドで緊張したと思うんですけど、7回までしっかり投げきってくれて、ブルペンも助けてくれたし、本当に素晴らしい投球だったと思います。
-先制2ランのデビッドソン選手は巨人戦に強い
新井監督 数字にも出ていますよね。でもマットは、(足を)痛めるまでも状態は良かったので。いいときにちょっとアクシデントがあったけど、スタメンに戻ってからも状態をキープしてくれていますね。ホームランも素晴らしいですけど、内容もいいですし、どんどん行ってもらいたいですね。
-投手陣にも日替わりヒーローが誕生している
新井監督 その通りでしょう。そういうチームは強いと思うし、日替わりでヒーローが出てくるとチーム全体が盛り上がる。どんどん出てきてもらいたい。