2戦連続完封負けを喫してきたロッテは、3回1死一、三塁からグレゴリー・ポランコ外野手(31)の右前適時打で、21イニングぶりの得点を奪った。マイク・ブロッソー内野手(29)も右犠飛で続いた。さらに7回1死二塁には中村奨吾内野手(31)が7月15日の楽天戦以来となる9号左越え2ランを放ち、試合を決めた。

吉井理人監督(58)の秘策も結実した。北海道から仙台への移動試合も考慮し、初めて試合前の全体練習とフリー打撃も行わない決断をした。「練習が試合の邪魔しちゃっているくらい練習をやっちゃっている。頭も疲れているからね。練習やらなくて『ちゃんと準備出来ているかな』って選手も不安になるのが、良い緊張感も持てると思うんですよね。小学生が放課後にワ~っていっていきなり野球やっちゃうみたいな感じで良いと思っている。(結果は)どうなるかわからんけどね」と試合前に話したが、「初回見るとまだまだ硬くて連敗の名残がある攻撃だったんですけれど、そのあとはみんな張り切ってハッスルプレー出来たので、ある一定の効果が出たと思うので、またやりたい」と手応えを得ていた。【鎌田直秀】

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