中日岡林勇希外野手(21)が30試合連続安打を懸けてヤクルト戦に臨んだ。相手先発は今季2試合で6打席対戦して4打数1安打の左腕高橋。「1番中堅」の定位置で出て初回は151キロ直球で二ゴロに打ち取られた。2回は139キロカットボールに見逃し三振。4回もフルカウントから低め直球に手を出せず、再び見逃し三振に倒れた。6回は左飛だった。

29試合連続で93年ブラッグス(横浜)の歴代9位に並んだ前日18日は今季12度目の3安打をマーク。ただ、立浪監督は岡林の状態について「ラッキーな内野安打が2本あった。内容的なことも含めて状態を上げていってほしい」と語っていた。現役時代に球団最多の通算2480安打を放った打の職人は、数字を伸ばし続ける中で冷静に分析していた。

7月11日ヤクルト戦(神宮)から安打を打ち続けること1カ月以上。途中で「初代ミスタードラゴンズ」西沢道夫の球団記録25試合を74年ぶりに更新した。それでも29試合連続安打中は、7月15日を除いて全て第4打席までに“継続打”をマークしてきた。高橋の逃げていくスライダーと低めの制球に手を焼いた。