阪神近本光司外野手(28)が、貴重な適時打でDeNAを突き放した。1点リードの7回1死二塁。2ボール2ストライクから、左腕田中健の6球目スライダーを引っ張った。右翼への適時二塁打で、2試合連続安打。これで新人から5年目までの通算安打を745本とし、同744本のヤクルト青木を抜いてNPB歴代単独3位に浮上した。

小幡の右前打、今季初出場の代打栄枝の犠打から生まれたチャンスを逃さない。「小幡のヒット、栄枝のバントと良い形でチャンスメークしてくれた。どんな形でもランナーをかえしたいという気持ちでした」と先輩の貫禄を示した。

初回は石田の145キロ直球が右脇腹付近に直撃する死球。24試合連続出塁としたものの、7月2日巨人戦で高梨から死球を受け右肋骨(ろっこつ)骨折につながった箇所と似たようなところにボールが当たった。痛みについては「まあまあまあまあ、それを答えることはないかな」とプレー続行。6回には四球で出塁し逆転劇にも一役買った。8月は打率3割5分2厘。絶好調の1番が虎の先頭を走る。【中野椋】