日本ハム先発の上原健太投手(29)が、プロ入り後最長の9回を投げ4安打5奪三振無失点と好投した。

先頭打者の出塁を一度も許さず、終盤7回から3イニング連続3者凡退で抑えた。首位オリックス打線相手に快投し「古川と良いリズムで投げることができました。出し切りました。この後チームが勝てるように応援します」とコメント。これまでの最長イニングは、8回1/3 5安打2失点で負け投手になった20年9月17日ソフトバンク戦で、初めて9回を投げ抜いた。

試合前日の練習後は京セラドーム大阪のブルペンについて、こう話していた。「めちゃめちゃ防音。静かなんですよ。ボールがいってないような感覚がする。どうしてもボールを走らせたいと、どんどん力んで毎回、あれ? ってなるんです」。その上で対策を練った。「それを頭にしっかりたたき込んで投げたんで。まあ、感覚がいいかどうかはわからなかったですけど、変な力みなく昨日はできたので。そういう意味では良かった」。経験を踏まえた事前の準備が、投球に生きた。

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