広島が代打末包昇大外野手の逆転3ランで巨人との接戦をものにした。2点ビハインドの8回。左腕高梨に対し、1死一塁から坂倉に代打堂林を送るなど攻めに転じると、2死一、二塁から代打末包が左翼席へ特大の3ランを放った。

打線はまず5回に小園の二塁打と相手の失策で先制し、6回にはデビッドソンの18号ソロで加点。自身巨人戦9本目となる1発に「イニングの先頭打者だったので、積極的に行きました」と振り返った。

先発九里は5回まで2安打無失点も、6回に暗転。長野にソロを浴びると、さらに3連打で追いつかれた。1死満塁から中田の犠飛で勝ち越しを許すと、7回にも1点を失い降板となった。再逆転した8回は島内が無失点で切り、9回は1軍に復帰したばかりの矢崎が締めて23セーブ目を挙げた。

阪神が敗れたため、自力優勝が復活した。