西武佐藤龍世内野手(26)が自身プロ初となる2試合連続マルチ安打を記録した。

2日連続で7番三塁でスタメン出場。5回に先頭打者として中前打を放ち、6回にも左前打。ソフトバンク板東はそこでマウンドを下りた。

前日1日も初回にソフトバンク石川から適時打を放ち「ヒットになったと分かった瞬間はうれしくて言葉にならなかったですね」と熱い言葉を残すと、7回にも甲斐野の155キロをレフト前に運んだ。

試合には敗れたものの、2夜連続のマルチ安打に「いい感じっす。昨日はまっすぐを2本、今日は変化球を2本だったので、そこは価値あるかなと思います」と手ごたえを口にした。

第3の捕手としても控える今季は、三塁も二塁も守り、スタメンも代打も守備固めもあり、ユーティリティー性でチームに貢献している。その中でも試合前後には欠かさず室内練習場で打撃練習を行い、感覚を日々確かめている。

ナイターを終え、明日3日の試合開始予定時間まで、あと15時間。それでも佐藤龍世は「行きます、軽めに」と日課へ向かった。【金子真仁】