楽天のドラフト1位右腕、荘司康誠投手(22)が8回途中2失点で3勝目を挙げた。

7回まで89球で散発3安打の完封ペース。8回、1死一塁からロッテ藤原に粘られる。「体もへばってたんで。何とか抑えよう、絶対に負けないぞという気持ちでした」と、10球目で空振り三振に切った。直後、岡に適時二塁打を許し、無失点が途切れたところで降板した。

ZOZOマリンのマウンドはちょうど1年ぶりだった。立大4年時の8月31日、侍ジャパンU-18壮行試合の高校日本代表対大学日本代表戦で先発した。2回無失点ながら「風がめちゃくちゃ強くて、ちょっとやばかった」と2四球を出した。攻略を掲げた風は、この日は強く吹かなかった。「すごい投げやすくて。(ロッテの)応援もすごくて、僕が応援されているような気持ちで投げてました」と敵地を味方に付けた。

直球は最速154キロで、8回までコンスタントに150キロ超を計測。楽天戦で10発を放っているポランコは、対戦した3打席すべて真っすぐで飛球に打ち取った。「半端にかわしていくんじゃおもしろくない。力で勝ちたいなと押していきました」。攻めの投球に、石井監督も「ナイスピッチング!次も頼むよ」とねぎらった。【鎌田良美】

▽楽天石井監督(9回に1点差に追い上げられながらも逃げ切り、3カード連続勝ち越し)「ヒヤヒヤでもアツアツでも最終的に勝つってことが大事。負けても次っていう切り替えが、選手みんなできている」

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